着物リフォームブログ@名古屋帯のリメイク論…リメイクの基本的視点

最近自分の仕事で思う事は「着物リメイク」という業界は
つくづく家内制手工業が主でこの業界に産業革命を起こす難しさです…orz
ウキィペディアによると
家内制手工業が温存される3つの要因があるそうですが、
私達の業界は「機械化の難しい技術を含んでいる」という点が一番大きいように思います。
一枚一枚状態や柄の異なる着物に対して適切な対応を取っていく難しさがあります。
そこは大手が参入しにくいという強みである反面、
自分たちの事業を拡げにくいという弱点にもなります。
この業界の中でどのような形で事業を広げる取り組みが出来るのか…
4年目に突入する私達が考えるべき一つの大きな問題です。
この難問に答えを用意することが出来れば自分達の殻を破れるのに…
と最近よく考えています。
あまり経営者という視点で自分の仕事をとらえる事はないのですが、
少し俯瞰で事業として取らえてみる事も長く続けたいと思えば必要かもしれません。
さて今日は一本の名古屋帯をリメイクする際に
どのような考え方が必要かという事をお話しします。

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私達は名古屋帯のリメイクのご相談を頂いた際は
お太鼓の部分と『テ』の部分の柄をどのように生かすかという事をまずは考えます。
上の画像は名古屋帯からハンドバッグとポーチをリメイクさせていただきましたが
お客様の御希望を実際にお預かりする帯に合わせるというか、
デザインありきの視点から帯ありきの視点、考え方をお伝えしています。
無理に要望に帯をねじ込むようにつくるよりも
帯の柄や生地の状況に沿って自然に製作した方が仕上がりが良いです。
この考え方は名古屋帯からのリメイクに限らず
着物/帯リメイク全般に言える事です。
帯と対話するようにリメイクする…この姿勢はとても重要です。
さて、着物リメイクをお考えの方にアドバイス!
着物や帯それぞれで制作の方法も異なりますので
一度お持ちのお着物や帯を見せていただければリメイクの助言をさせて頂きます。
>カナタツ商店に着物/帯を見せてアドバイスしてもらう<

私達カナタツ商店の強みは古い着物に対する知識です。
ご相談は今すぐ⇒096-285-6621まで
担当:小玉が電話の前でお待ちしています!!

2014年4月30日
着物リメイクのお店カナタツ商店


「その着物、リメイク前にきちんと生地を検証しましたか??」

多少の縫製の技術があれば専門店以外でも形にすることは出来るかもしれませんが、
長くご使用されるためには着物や帯の生地の検証が非常に重要です。
(タンスの中にしまいっぱなしの着物や
骨董市などで販売されている古い着物や帯には生地が弱くなっているものがあります)
長く使える着物リメイク商品を製作するためには必ずプロのアドバイスが必要です!

私達は古い着物/帯からのリメイクを専門に仕事をしています。
タンスの中に着物や帯が眠っている方はお気軽に今すぐご相談ください!

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