着物リメイクブログ@着物リメイクグラニーバッグ…アレンジ編

昨日は日曜日で仕事が休みでしたので
祖父の代からのお付き合いがある農家の方のところに
頼んでいたお米を取りに伺いました。
その際にご自身の戦争体験を聞く機会を得たのですが、
終戦間際は熊本近郊の農村地帯でも機銃掃射を受けていて
近くの墓地にもその時に受けた銃撃の跡が残っていることを教えて頂きました。
(実際に一緒に見に行きました。墓石の側面がえぐられていました。)
機銃掃射を受けた際、自分は防空壕に隠れていたが、隣家からは火が出て、
お母さんは畑に出ていて水の中に隠れたそうです。
そして、お父さんは竹やりの訓練にいっていたそうです。
一方が安全な空の上から機銃掃射をしたり、爆弾を落としている中、
日本は軍人でも無い農家のお父さんが竹やりの訓練です。
生々しい戦争の話の最後に「戦争は絶対にしたらいかん」という
言葉の重さがずしりと響きました。
話をがらりと変えて私の本業に関して。
今日は東京のお客様に納品させて頂いた
イレギュラーな着物リメイクグラニーバッグをご紹介します。
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この商品は当店でレギュラーで制作しているグラニーバッグとはデザインが異なります。
何故このデザインをレギュラー商品としないのかというと生地を選ぶ点が大きいです。
画像をご覧いただくと持ち手部分の細さをご理解頂けると思います。
この部分に負荷がかかるため状態の良い生地を使用する必要があります。
当店には様々な状態の着物や帯からのリメイクのご相談がありますので
特徴のあるデザインは慎重に受注したいと思っています。
(着物に無理をさせてデザインをはめ込むようなことは私達はしません。
 納品時見栄えが良くても長く使えない予想が出来るデザインはお勧めしません。
 以前、某大手縫製屋さんに何でも受注を受けていて怖くないかと聞いたことがあります。
 その時の答えは「言われた通りに作るのが仕事でその後の事は知らない」
 という返答で私は驚いたことがあります。私達のスタンスと対極にあります。)
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着物や帯のリメイクで一番のポイントは生地の状況・状態を十分に理解して、

どのように柄を活かすのか?です。
そのため私たちは「サイズありき/デザインありき」でのリメイクではなく
「着物ありき/帯ありき」でのリメイクを推奨しています。
もう少しわかりやすく言うならば、特別なこだわりがない限りリメイク前から
ガチガチにリメイク後のイメージを作らないほうが良いですよ。という事です。
着物や帯に入っている柄や反物の幅など
その着物や帯に応じたリメイクをするほうが絶対に良いものが出来ます。
ですから「着物ありき/帯ありき」の主眼にしてお客様のご要望を

リメイクに落とし込むことをお勧めします。

さて、着物リメイクをお考えの方にアドバイス!

着物や帯それぞれで制作の方法も異なりますので
一度お持ちのお着物や帯を見せていただければリメイクの助言をさせて頂きます。
>カナタツ商店に着物/帯を見せてアドバイスしてもらう<

私達カナタツ商店の強みは古い着物に対する知識です。
ご相談は今すぐ⇒096-285-6621まで
担当:小玉が電話の前でお待ちしています!!

2014年11月10日

着物リメイクのお店カナタツ商店 

 
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カタログリニューアルしました。
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「その着物、リメイク前にきちんと生地を検証しましたか??」

多少の縫製の技術があれば専門店以外でも形にすることは出来るかもしれませんが、
長くご使用されるためには着物や帯の生地の検証が非常に重要です。
(タンスの中にしまいっぱなしの着物や
骨董市などで販売されている古い着物や帯には生地が弱くなっているものがあります)
長く使える着物リメイク商品を製作するためには必ずプロのアドバイスが必要です!

私達は古い着物/帯からのリメイクを専門に仕事をしています。
タンスの中に着物や帯が眠っている方はお気軽に今すぐご相談ください!

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