着物リメイクブログ@2本の帯のリメイクの制作実例と琉球文様勉強中

「イチチマルグムー」
「フタイビーマ」
「カーヌーチィカー」
「ビックー」
「ファナビーマ」…
何のことかわかりますか?全て琉球文様です。
なんで突然、琉球文様に興味をもったかというと
家の反物の柄を調べていたら深みにはまりました…(笑)
ちなみに家にあった反物は…
「トゥイグワー」(鳥)の柄です。
文献を調べると琉球王朝では「御殿(うどん)柄」「城(ぐすく)柄」など
柄による階級制があった上、大柄は士族以上、小柄は庶民のものとされていたそうです。
沖縄のモノは生地は多少わかるのですが柄に関しては不勉強でしたので
今後の担当:小玉の宿題ですね。勉強します。
さて今日は2本の帯のリメイク実例をご紹介します。

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名古屋帯…ポイントはお太鼓部分にくる絵画的な柄をどう使うか。 

そこがとても大事だと思います。

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名古屋帯のお太鼓部分は前述のの通り非常に絵画的な部分が多いです。 
ですので何をリメイクするにしてもその「絵」を活かすという事がとっても重要です。 
特に名古屋帯においては作りたいもの(サイズ)があるので、
そのデザイン/サイズに合わせて柄を切るよりも、 
柄の寸法に合わせて作れるものを絞り込んで合わせてゆくという事が 
良いリメイクの秘訣だと思います。
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上の画像は初めて製作したポーチ。
リピーターのお客様でしたので変化球的なアイテムを…と思い製作させて頂きました。
ただし、この帯は少し生地が弱っていました。
この生地に対する感覚は非常に重要です。
古い着物や帯に対する知識も着物リメイクには 非常に重要なファクターです。 
それぞれの帯(もしくは着物)にどのような特徴があるのか、 
タンスの中に入れたまま経年したものは生地がどのように変化するのか、 
そういった着物に対する総合的な知識は 
呉服屋と古布屋【アンティーク着物】を両方経験してきた私達の大きな武器です。
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表側にはコーティングをして通帳入れは仕上げています。
コーティングする事によってしっかりとした補強をしています。
古い着物・帯生地を専門にリメイクしているので 
リメイクに使いにくい弱ったの生地を活かすために考えた手法の一つです。
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さて、着物リメイクをお考えの方にアドバイス!

着物や帯それぞれで制作の方法も異なりますので
一度お持ちのお着物や帯を見せていただければリメイクの助言をさせて頂きます。
>カナタツ商店に着物/帯を見せてアドバイスしてもらう<
私達カナタツ商店の強みは古い着物に対する知識です。
ご相談は今すぐ⇒096-285-6621まで
担当:小玉が電話の前でお待ちしています!!
2015年1月16日
着物リメイクのお店カナタツ商店

「その着物、リメイク前にきちんと生地を検証しましたか??」
多少の縫製の技術があれば専門店以外でも形にすることは出来るかもしれませんが、
長くご使用されるためには着物や帯の生地の検証が非常に重要です。
(タンスの中にしまいっぱなしの着物や
骨董市などで販売されている古い着物や帯には生地が弱くなっているものがあります)
長く使える着物リメイク商品を製作するためには必ずプロのアドバイスが必要です!
私達は古い着物/帯からのリメイクを専門に仕事をしています。
タンスの中に着物や帯が眠っている方はお気軽に今すぐご相談ください!

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