着物リメイクブログ@カナタツ商店のメガネケースの作り方

最近特に仕事を通して信頼関係を構築する事は本当に大事だな…と思います。
私達に一部の副資材を供給していたメーカーのHPがひっそりとなくなりました。
(ただ、ピンチはチャンスと良く言ったもので
 今ではそのメーカーよりもずっと親切なメーカーとの御縁が出来て、
 新しい商品も開発できる環境にあります。)
そのメーカーはそれ以前から経営が苦しいのかな…という雰囲気はありましたが、
ある日突然、本当に唐突に私達への副資材の供給を止めました。
非常に理不尽で驚いたのですが、今となれば理由が判ります。
狭い業界と言えば狭い業界ですので…
私達との取引を通じて知った「着物リメイク」のサービスを
そのメーカーは自社で、はじめたのです。
そうなれば私達は商売敵になるわけですから副資材を安定供給したくは無いですよね。
ただ、着物をリメイクするというのはそんなに単純では無いです。
残念ながら今ではその某メーカーのサイトはありません…orz
この事は二つの事を示唆していると思います。
1、作る技術だけでは無く古い着物をきちんと理解していないと
  ビジネスとして成立する着物リメイクはかなり難しい。
  (後に知ったのですが私達が見ると経験不足を感じるリメイクしていました…)
  着物リメイクを軽く見た失敗。
2、貧すれば鈍す…
  自社で着物リメイクをやるならば取引は続けながら
  私達に着物リメイクのアドバイスを求めれば良かった。
  私達との関係構築を目指さず「敵」とみなした失敗。
私達は着物リメイクの普及を目指していますので
友好関係を築ける取引先ならば着物リメイクのポイントはお話しています。
(ここ1か月でも2件程の新規で着物リメイクビジネスを考えていらっしゃる方と
 お話をして私達のお伝え出来る事はお話しています。)
一緒に仕事をする事が楽しい会社が増えて着物リメイクの輪が広がって欲しいと思います。
今日は着物リメイクで内生地にも着物生地を使ったケースに関してご紹介します。
blog_41.jpg
上の画像はメガネケースとしてリメイクさせて頂きました。
メガネケースですのでかなり厚めのドミット芯を使い
押さえた感じはフワフワした感じで仕上げるのが特徴です。
今回は納品後お客様にフワフワしすぎるというご感想をお電話で頂きました。
5年間この商品を製作し続けて初めてのご感想でしたが、
「硬い」メガネケースをイメージなさっていれば
「思っていたものと違う」ということになると思います。
(お客様は眼鏡のみならず小物入れとしても使用なさるという事でした)
画像から硬いイメージを持つ方もいるという5年目にして初めての気付きでしたので
この点は私達も十分にご説明するように改善したいと思います。
改めてこのブログ記事で説明させて頂ければ
この着物リメイクメガネケースは着物生地の特性を生かして
綿が入ったようにフワフワと柔らかく仕上げています。
(帯リメイクの場合は結構しっかりした作りになっています)
blog_42.jpg
また、このケースでは内側にも着物生地を使用致しました。
着物リメイクで内側に着物生地を使用する場合は
生地の適性を見極める事が非常に重要です。
例えば手芸店に行ってもバッグやがま口等の
内生地に向く生地で(種類にもよりますが)着物程度に薄い物は無いと思います。
それを考えると何でもかんでもOKと言う訳ではありません。
内生地に使用する場合は「どのような着物生地」か、
そして「どのようなフォローを入れる」か、を考えてリメイクをする必要があります。
少なくとも私達はそのような検証をして作業を進めます。
着物リメイクを専門にしていない所で着物リメイクサービスを提供する先には
ただ単純に「お客様に言われたとおりにやる」という所もあります。
使用後は知らないよ…というスタンスです。
重要な事は言われたとおりに「やるか」「やらないか」という事よりも
自分達の納めた着物リメイク商品に責任を
「取れるか」「取れないか」だと私達は考えます。
着物リメイクの手法や考え方はいろいろあるでしょうが、
それぞれのお店がそれぞれのお客様にご満足頂く形で着物リメイク商品を提供して、
「着物リメイクっていいな」という人が世の中に一人でも増えてほしいと思います。
さて、着物リメイクをお考えの方にアドバイス!

着物や帯それぞれで制作の方法も異なりますので
一度お持ちのお着物や帯を見せていただければリメイクの助言をさせて頂きます。
>カナタツ商店に着物/帯を見せてアドバイスしてもらう<

私達カナタツ商店の強みは古い着物に対する知識です。
ご相談は今すぐ⇒096-285-6621まで
担当:小玉が電話の前でお待ちしています!!

2015年4月20日

着物リメイクのお店カナタツ商店


「その着物、リメイク前にきちんと生地を検証しましたか??」

多少の縫製の技術があれば専門店以外でも形にすることは出来るかもしれませんが、
長くご使用されるためには着物や帯の生地の検証が非常に重要です。
(タンスの中にしまいっぱなしの着物や
骨董市などで販売されている古い着物や帯には生地が弱くなっているものがあります)
長く使える着物リメイク商品を製作するためには必ずプロのアドバイスが必要です!

私達は古い着物/帯からのリメイクを専門に仕事をしています。
タンスの中に着物や帯が眠っている方はお気軽に今すぐご相談ください!

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