着物文化はリメイクありき!?

熊本では震災の影響で大型店舗が軒並み休業中になっています。
特に私が暮らしていて、尚且つ、当店の所在地でもある
熊本市東区近郊は深刻で、ココ(当店から)車で10分圏内にある
大型店舗は「崩落」「天井落下」「店内改装」…等で全く機能していません。
そうなると地元の八百屋や小型のスーパーなどが生活の頼みの綱で、
今は何処でも夕方はかなりの混み方をしています。
少しづつ大型店に依存する生活様式に変わっていた事を
改めて感じると共に昭和的な光景に少し懐かしさもあります。
一極集中の利便性の裏にある「脆さ」みたいな事を実感を通して考えます。
さて今日も震災前後に撮り貯めている
着物リメイク・帯リメイクの制作実例を紹介しつつ
昨日のブログ記事の流れで
着物リメイクを着物サイドの側面から考えてみたいと思います。
プレバト 着物リメイク
私達は「デザイン」から着物リメイクを捉えていく
というアプローチに敬意を抱きつつ、
自分達としては「着物文化」という側面を重視した
着物リメイクに力点を置いています。
この両者は「どちらが正しいのか」という議論では無く、
「どちらがお客様のニーズに合致するのか」
という視点から考えるという話は昨日綴りました。
私達の着物リメイクにおいてベースにおいている
考え方のキーワードはいくつかあるのですが、
今日は私達が当ブログでも良く綴る
「『和裁』と『洋裁』の違い」を再考したいと思います。

プレバト 着物リメイク
『和裁=着物の仕立て』
『洋裁=洋服の仕立て』
基本的な認識は上記の通りで結構ですが、
もう一歩踏み込んでそれぞれの根底にある考え方に目を向けると
『和裁は「着物」ありき』
『洋裁は「人」ありき』
と スタートラインの違いが180度異なる考え方がわかります。
和裁は着物ありきなので
「反物に戻る事を考えて」
裁断と縫製が行われ型紙が無いのに対して、
洋裁は人ありきなので人にあわせた型紙から
裁断が行われ 反物に戻すことは想定していません。
(重要なポイントですが
和裁は「反物に戻る」という事で
古来からリメイクが想定されていたと言えます。
また、反物に戻るという時代や場所を問わないルールの為
私達着物リメイク屋は日本全国を相手に仕事が出来ます。)
着物リメイクというのは「和裁」の考え方を理解した上で
「洋裁」の手法を活用して作業をすすめる事です。
定義は人それぞれで結構ですが少なくとも私はそう思っています。
着物文化への理解を根底に抱いて着物に鋏を入れたいと思っています。
だからこそ私は「柄を活かす事」「意味を理解する事」をはじめ
「反物幅を活かす」「着物を活かす」という
日本の服飾文化が底流に流れるようなリメイクを提唱し、
ブログに綴り、発信しています。
プレバト 着物リメイク

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