形見分けのための着物リメイク活用術

着物リメイクを生業としている人には着物リメイク教室の講師をする人や作家活動を行っている方はとても多いと思いますが、当店のように企業相手のセミナー等で「着物リメイク」を掘り下げて講師やプレゼンをしている人は少ないと思います。
(今年に入ってはなんと「バスツアー」に同乗して「箪笥の中の着物」というテーマで着物の柄の話や買取の話、保管方法などのお話をさせて頂きました。着物リメイク屋でバスツアーで話をする人は業界内でもいないと思います(笑))

※東京にて

私達は独立当時から着物リメイク市場を広げる事を目的にしていたので声がかかれば色々な場所で「着物リメイク」という事に関してお話をさせて頂いています。
人前でお話をさせて頂けるのは今まで多くのお客様と培った経験があればこそですので私達をご利用下さったお客様おひとりおひとりに感謝です。

※福岡にて
話す内容は「呉服屋さん向け」「ブティック向け」…等々業種によって異なるのですが、私自身が仕事を通して経験した事、感じた事、着物リメイクとは何ぞや?という、お話させて頂いています。

最新のトピックでは色々な業種で現在興味を持たれるのが「実家問題」。
ご存知の通り日本の人口構造が変わり人口は減り続けているにも関わらず世帯数だけは増加傾向にあります。
この問題が何を意味しているか…?
多くの実家を離れた人にとって「実家を片づける事」が大きな問題・負担となり社会問題として顕在化しつつあります。

私達「着物リメイク」を生業としている人間サイドからこの問題を見ていると高齢化、少子化の両輪に着物を着る機会が減った「生活様式の変化」という問題が加わり、特に着物を中心とした衣類の問題は【購入時は高額】、【販売時は二束三文】という事や想い出とともにある事などでドライに割り切って処分できない方にとっては「実家片付ける問題」の中でも難しい問題になります。

そこで想い出の着物や高額だった着物をお客様の御気持を整理しつつ今の生活に取り入れる受け皿の一つが私達の着物リメイク業者になります。

※熊本にて

着る事のない着物の中でも特に高額だったもの、想い出深いもの、そのような着物を生前整理したり形見分けしたりと一部だけでも残す事でケジメをつけるというか、ご自身の心の整理をする事が出来ます。

それぞれの家族にそれぞれの物語があり、着物リメイクという仕事を通して家族の繋がりを垣間見て「着物」というものが家族の中で象徴的な想い出や記憶のアイコンになっている事に気が付きます。

当店では独立当時から受注していますが、様々なマスコミでは実家問題などと連動しながら着物リメイクでの「生前整理」や「形見分け」が取り上げられています。
特に形見分けという視点は着物リメイク業界全体でも一つのトレンドになりつつありますし、私達も取材などを受ける機会が増えてきています。

※お客様の指示で同梱させて頂いた形見分けのご案内。
お客様の気持ちが伝わる素敵な案内なのですが差支えの無い部分だけご紹介します。

着物リメイクの生前整理、形見分けは差し上げる方との「距離」の問題を考慮した方が良いですが、あなたに近い方や親しい方ならばきっとその想い必ず届きますよ。

私達の着物リメイクに興味を持たれた方は是非一度リメイクをお考えのお着物や帯を見せて下さい。形見分けの製作経験は豊富です。現物を拝見しながらですと非常にスムースに打ち合わせが出来ます!


さて、「着物リメイクの事聞きたいけど…」「料金は?」「納期は?」とご不明な点がある方はお気軽に以下のフォームよりお問い合わせ下さい。
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