今日は古い銘仙のリメイクの方法を考えます

今日は銘仙のリメイクに関して綴ります。
タンスに眠ったままの銘仙は着物リメイクの中でも難しい素材だと思いますが、生地の見極めが出来れば非常に魅力的な素材です。

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上の画像は別注で製作させて頂いているショルダーバッグです。
この商品のデザインは当初お客様のリクエストで製作させて頂いた商品です。

初めてこのデザインのショルダーバッグを作らせて頂いた時のブログ

肩紐の部分など負荷が掛かるので結構リメイクする生地を選ぶのでネットショップ上には掲載しにくいので現状はブログだけでのご紹介ですがコンスタントにご相談を頂く人気商品となっております。
そのうちに改良を加えてレギュラー商品にしたいと思います。

着物リメイクの価格に関して少し言及したいと思います。
同じ商品(例えばショルダーバッグを作るとします)を作る場合でも
(1)上で紹介しているような当店のデザインで製作する、もしくは、型紙をご自身で用意⇒ショルダーバッグの縫製料のみでOK
(2)サンプルを実際にお持ちでサンプルをベースに製作する⇒ショルダーバッグの製図(コピー)代金と縫製料が必要
(3)イメージを形にする(写真からの製作もココに含まれます)では⇒ショルダーバッグのデザイン代金、デザインを元にした製図代金、製作料が必要ということで全くお値段が異なります。

そして2点ほど注意点ですが…
サンプルをコピーする場合は洋服類よりもバッグ類の方が高額になる傾向があります。
また、サンプルのバッグの生地とお預かりする着物の状態や質が全く異なりお勧めしにくい時も少なくないです。

着物の状態などが千差万別でそれぞれに適応させながら生まれ変わるリメイクを行っていくのが着物リメイク屋の技術だと思います。

あまりイメージを固めすぎるとお預かりするリメイク用の着物や帯生地と全くそぐわない時がとても困るので、着物や帯リメイクの基本は「生地の状態に合わせて」リメイクをするという事だと考えます。
その中でお客様にとって必要なサイズや内ポケットなどの機能・ディテールの要望を落とし込むように製作するほうが着物リメイクとしては正解だと思います。

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生地分量の検証方法としては通常当店での着物リメイク日傘製作では▲型を8ピース取れるか否かを最初に検証します。
この▲型が8枚並ぶことで円を描くように日傘の形を作ります。
その中の数ピース分他の生地を組み合わせることで上の画像のような個性的な日傘も作ることが出来ます。

また、古い着物からのリメイクに関しては縫製の技術もさることながら生地をきちんと検証することが必要です。
(日傘は生地を強く張るのでこの検証が本当に重要です。古い着物の特性を理解していないのに日傘へリメイクをすることは絶対に勧めません)
私達カナタツ商店の強みは古い着物に対する知識です。

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2013年10月16日

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