カナタツ商店の最初のお客様。

皆様ご存知の通り昨日は大寒波襲来。
九州地方も豪雪の一日となったのですが、
雪に弱い熊本育ちの私は前日(土曜日の夕方)に家に籠る気満々で
日曜日の冬の嵐に備えてスーパーマーケットに行きました。
いつにも増して活況を呈するスーパーマーケットの売り場。
「パン類売り切れ」
「カップラーメン品薄」
「鍋用野菜売り切れ」
…目が点になりました。
考える事が同じ過ぎる熊本人。
私の考えた一日家籠りの「朝」「昼」「晩」のメニューとリンクしすぎ。
この雪への準備の同質化からも熊本人気質と九州の雪への弱さが判りますね。
さて今日は私達カナタツ商店にとって
最も古くからのお客様に納品させて頂いた
訪問着からの着物リメイクの制作実例をご紹介します。
10年以上前からのお付き合い。
私達カナタツ商店が「カナタツ商店」として世の中に出る前の下積み時代から
私達の仕事を評価して下さった方ですので私達も特別な想いで仕事に取り組みました。
それぞれのお客様にとってのベストとなる仕事を提供し続ける事を目指す事。
その積み重ねが信頼として蓄積されるし、同時に、自分達の自信となります。
私達のそんなスタンスの第一歩が今日ご紹介している
発注主の方との出会いだったと思います。
技術やデザインでは太刀打ちできない諸先輩は沢山います。
また、価格勝負では趣味でやっている人にはかないません。
けど、着物リメイクで一つだけの側面を切り取って優劣をつけるのは不毛です。
お客様にとって必要な座標軸は千差万別です。
だからこそ、私達でも誰か一人にとっての最高の仕事なら出来るし、
それを目指し、1件1件の仕事を積み重ねる事は私達の独自性を産むと思うのです。
沢山の出会いがあり、沢山のお客様に育てて頂いたのだ、と、
私達にとっての最初のお客様の仕事を今もこうして受注して改めて考えます。
月並みですが出会いに感謝です。
ただ、長くお付き合いさせて頂くとお客様というより
古くからの友人のような関係になりますね…

 

何かお探しでしょうか