結構多いご相談ですが内側にも着物生地を使ってリメイクをしたい…。
このケースで注意しないといけないのは生地のそのものの状態の検証です。
今日のブログではそのお話をします。

良く胴裏や八掛の活用、長じゅばんの活用のために頂く相談ですが、経験的に胴裏や八掛は「バッグ」などの裏生地には不向きです。
よほどの生地ではないとまずすすめません。

着物リメイクの視点としては胴裏や八掛はイメージとしてはスーツなどに使われるキュプラ的に考えると良いです。（着物で考えても実際裏地ですし。）
ですので、コートの裏地などではケースバイケースで使えないこともないですが、バッグの裏生地はキュプラはまず見ないですよね。

長じゅばんに関しては生地に幅があるので現物を拝見してという事になります。
新しいものなどでは地模様が入っていて生地もしっかりしたものがありますので、そのような場合は使用も検討できます。

今回の画像では長じゅばんをうち生地に使用しています。
この長じゅばんは非常に状態が良かったうえ、製作物がポーチと印鑑ケースという小物だったことでお客様のご要望通りに製作させていただきました。

さて、当ブログなどで私達の着物リメイクに興味を持たれた方は是非一度リメイクをお考えのお着物や帯を見せて下さい。
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