着物リメイクブログ@振り袖の柄を活かすたった一つのリメイク方法

通常私達は平日(月~金)まで夜間にブログを書くのですが
明日19日(金)はお付き合いの企業の忘年会に
お誘い頂いたのでブログをお休み致します。
ということで今日は画像の大盤振る舞い!
振袖リメイクの制作実例をご紹介します。
一枚の着物ときちんと向き合い、
柄の切り取りでウンウンと悩んで
製作するアイテムに相対的に落とし込むとここまで製作可能です。
それでは1枚の振り袖の柄を無駄なく切り取って
リメイクさせて頂いた全8点一挙に画像でご紹介します!
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一枚一枚柄や状態の異なる着物と向き合って製作者はきちんと「悩む」という事。
それは柄の多い振袖のような着物を活かす最も重要な考え方です。
(このお客様のケースではまだ残布が出ています。)
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別にこれは特別な仕事では無くて私達の仕事の平均的なスタイルです。
「無駄なく作る」という事は柄の切り取りの計算で全て決まってきます。
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リメイクの手法としては「大きなアイテム」⇒「小さなアイテム」と考える事です。
今回のケースならばボストンバッグやグラニーバッグから柄の取り方を考えます。
逆にテディベア(チャームサイズ)はどの部分でも
生地が取れるような振袖の柄の入り方でしたので最後に柄を取りました。
(テディベアの様なアイテムはアイテムそのものが可愛いので無地でも絵になりますし)
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振袖リメイクにおける特筆事項は
 (1)生地分量が多い
 (2)柄が多い
 (3)生地の質が高い物が多い という3点が着物リメイク的視点では特徴的です。
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それぞれに因数分解して特徴を抑えるリメイクのポイントを綴るならば
(1)の生地分量の多さは過去綴りましたが 女性用アロハシャツが2枚製作可能な程です。
逆説的に言えば生地を使うアロハが2枚できるという事は
かなりの大きなアイテム(1間のれんなど)が製作できるという事になります。
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続いて(2)の柄の多さですが、
この部分は着物リメイクの製作者視点だと割り振りなどで結構頭が痛いのですが、
お客様視点ですと沢山のアイテムの製作が可能であるという事を意味します。
生地も柄も多い振袖はやる気になれば実に沢山の多品種のアイテムを作ることが出来ます。
今回はまさにこの(2)の柄の多さを活かしたリメイクと言えます。
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そして(3)の生地の質の高さですがこれは要注意ポイントです。
絞りや縮緬など扱いの難しい素材も少なくないですので、
その場合は着物リメイクをする製作者の適応力が問われます。
質の高い生地の場合は着物リメイクに精通した
製作者がリメイクしないととっても不安です。

さて、着物リメイクをお考えの方にアドバイス!

着物や帯それぞれで制作の方法も異なりますので
一度お持ちのお着物や帯を見せていただければリメイクの助言をさせて頂きます。

私達カナタツ商店の強みは古い着物に対する知識です。
ご相談は今すぐ⇒096-285-6621まで
担当:小玉が電話の前でお待ちしています!!

2014年12月18日
着物リメイクのお店カナタツ商店


「その着物、リメイク前にきちんと生地を検証しましたか??」

多少の縫製の技術があれば専門店以外でも形にすることは出来るかもしれませんが、
長くご使用されるためには着物や帯の生地の検証が非常に重要です。
(タンスの中にしまいっぱなしの着物や
骨董市などで販売されている古い着物や帯には生地が弱くなっているものがあります)
長く使える着物リメイク商品を製作するためには必ずプロのアドバイスが必要です!

私達は古い着物/帯からのリメイクを専門に仕事をしています。
タンスの中に着物や帯が眠っている方はお気軽に今すぐご相談ください!

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