着物リメイクのお店を選ぶ基準は何ですか?
着物リメイクを生業としている私が現在最も警戒する相手は同業他社以上に
各種イベントやインターネット上などで活躍する自称作家です。
主婦など生活のかかっていない方が多く、また、
趣味の延長なだけにミシンなども家庭用程度で大きな設備投資不要で、
また、数はこなせませんが時間はあるので、価格破壊をやってきます。
もちろん相手が一人だけならいつまでも安く続くわけないので意識しませんが、
イベントやネット上などで集合体で次から次へと来られると大きな脅威です。
イベントやネット販売の隆盛で
着物リメイクのみならずクラフト系や小規模なアパレルメーカーは
視野を狭く取り組んでいると近いうちに厳しい局面に突入すると思います。
すでにプロと素人の境界はあいまいで、
肩書に拘ってお客様の求めるサービスを提供できないならば足元をすくわれます。
先日もブログで書きましたが、
私達よりも技術や経験のある諸先輩方、
低価格で勝負する作家さん、
その中でカナタツ商店を選んで頂く価値をどう作り上げて、どう伝えるのか…
だからこそ私達は日々発信したいと思っています。
お客様の想いを受け止めることを第一に、
多分日本で一番数をこなしている着物リメイクの制作実例を紹介して、
どんな感想をお客様に頂いたか、良い事も、悪い事も、白日のもとに晒して、
どういう想いで私達がリメイクに取り組んだかを見てい頂きたいと思います。
その中で選んで頂けたからこそ、
着物リメイクに託した想いにはいつもお客様に感動させて頂くし、
また、良い関係を築けているのだと思います。
さて、今日は納品後すぐにお客様にメールを頂いた、
納品したてほやほやの帯リメイクの制作実例をご紹介します。
今日ご紹介させて頂いた帯リメイクのバッグ2点とも
当店のネットショップ掲載商品ではないのですが
当ブログの過去の実例を参考にお客様に選んで頂きました。
納品後頂いたご感想は以下の通りです。
着物リメイクは大手が手を出してこないアパレル事業の一つだと思います。
それは手間がかかるわりに利益が出しにくい事が大きいと思いますが、
逆に言えばそのとても面倒くさい側面は
私達のような小さな店でも生き残る余地があるという事だと思います。
その余地の中で私達は「お客様の想い」という部分を
最も重要視した着物リメイクを今後も続けたいと思っています。