『今回のリメイクで見事に蘇りました。』

今日のブログでご紹介するのは「羽織」をリメイクして製作させて頂いたスーツです。
今回紹介させて頂く仕事はつくづく着物リメイクの難しさ/奥深さを感じました。
私達も着物リメイク屋として経験上、羽織は仕立てが色々ある事は十分承知しています。
その為、お預かりする羽織それぞれに応じてリメイクを考えるのですが、
今回の案件は想定していた反物の長さそのものが全部で50センチ以上短く、
一方で羽織の生地を目一杯に使うスーツの製作という事で、
まともに型を入れていては生地が不足するという案件でした。
型を入れる方法を工夫したり、生地を継いだり、と、50センチ以上短い生地を補うため、
私達の考えうる全ての工夫でお客様のご要望の商品を製作する事が出来ました。
その渾身の羽織リメイクスーツは以下の商品です。
納品後はお客様に私達の気持ちが伝わったような嬉しいメールを頂きました。
以下頂いたメールの一部抜粋です。
『…母が持たせてくれた羽織でしたが一度も着る機会が無く、思案していました。
 今回リメイクして頂いたことで、職業柄毎年入学式がある私には年齢に関係なく
 着用できる仕上がりになっていると感じました。ありがとうございました。…』
お客様の想いを受け止めて形にする事に出来たならば着物リメイク屋冥利に尽きます。

 

何かお探しでしょうか