古い着物や帯の生地の状態の見極め方

今日は帯リメイクに関してブログに綴ります。

帯リメイク
帯リメイクの40センチ角のクッション。
『帯裏(無地)+帯表(柄)+帯裏(無地)』で組み合わせています。

帯のリメイクに関しての難しいのはまずは古い生地の見極めです。  

確かに古い着物も難しいです。私が経験を積んでいたペーペーの下積時代はひどい経験もあります。一番面白かったのは(ひどかったのは?)良い柄の古い着物だと思って購入した着物を 洗ったら「着物が溶けて無くなった」という出来事です。

「着物が溶ける」という感覚はなかなか理解できないかもしれませんが 古い着物の場合、布に性(強度)が無くなって 水にくぐらせると溶けるという事がありました。衝撃です(笑)

ただ、これは経験で回避できるようになります。 触った瞬間水分バランスが狂ったような生地の違和感、「軋む」ような感じで判ります。着物はこの感覚は比較的わかりやすいです。  

一方で帯の経年劣化は本当に難しいです…。 もちろん圧倒的な場数を踏んだ今ではほとんど回避していますがやはり「軋む」感じはあります。

そして帯の経年劣化判断が難しいのは 帯の経年劣化は経糸の方に弱さが来ることが多いからです。 経糸は表(柄部分)に出てこないのでパッと見て判りにくいんです…。ビジュアルや言葉で上手く言い表せれば良いのですが五感で感じる感覚的と勘で私たちは状態をつかんでいます。。

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