振り袖リメイクで考えている事。
私達は着物リメイクを行なう時は「着物の柄」や「着物の格」と
リメイクの依頼されるアイテムの整合性という部分に力を入れます。
今日ご紹介する「振袖」は未婚女性の正装になる着物です。
その為、柄は華やかですし、おめでたい柄が多いです。
「リメイクする技術」という部分と合わせて、
着物の意味、柄の意味を理解しながらリメイクを
考えていくという視点は非常に重要だと思っています。
特にこの視点は慶弔に関連するアイテムを製作する時に重要になります。
当ブログでは自分の知識を整理したり見直すために
柄に関する話なども良く書きますが、
その発信という事も着物リメイク屋としては大事な事だと思っています。
今のビジネスの潮流の一つに「繋ぐ」という事が言えると思います。
例えば趣味の延長の作り手、
もしくは、フリーランスの技術者や縫い子さんが作家として
世の中に出てきて一般消費者の方と繋がる土壌が
ネットの成熟と共に形成されている事は間違いありません。
(着物リメイクのみならず)
アパレルの世界は間違いなく大きな変革の時を迎えています。
だからこそ、自分達の強みといえる
アンティーク着物や呉服の知識などは
着物リメイク屋としてお伝えしたいと思っています。
今日は振袖の製作実例を当ブログでは紹介させて頂いています。
そして、最後にお客様に頂いたご感想も併せてご紹介します。
その着物はどんな格式なのか。
その柄はどんな意味を持つのか。
その生地の特性はどういう事なのか。
呉服屋としての知識の延長線上に私達の着物リメイクを作っていきたいと思います。