着物リフォームや帯リメイクのポシェット、長財布、クッションに関して

事務所にはおそらく私が10年ほど使っているアンティークの椅子があります。
少し古ぼけて味わいがあって好きなのでガタは多少来ているな…
と思いつつも我慢して使っていたのですが座面が限界を超えた程破れたのでこの度思い切って張り替えに出しました。
少しづつ破れだして思えばこの3年ほどずーっと張り替えのタイミングを考えていましたがやっと重い腰を上げました。

この思い悩んだ期間は「着物リメイク」するかしないか悩んでいらっしゃるお客様と同じ心境なんでしょうね。
突き詰めると仕事に繋がるような気がします。

さて今日は着物リメイク以上に生地の見極めが難しい帯のリメイクに関して綴ります。

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帯リメイクでもっとも大事な事は何でしょうか?
縫製力ももちろん重要なのですが、それ以上に私が重要視しているのは「生地を見極める」という点です。

例え完璧な縫製で完璧な仕上がりをした洋服やバッグでも生地の見極めが出来ておらず、数回の着用、使用で破れたりしたら目も当てられません。
古い着物生地や帯で起こりうるこの問題の回避こそが着物リメイクの第一関門です。
ただし、この感覚の部分を言葉で説明するのはとても難しいです。

私の個人的な感覚・感想で言うならば着物以上に帯の方が慣れてない方(古い着物の知識が無い方)が「劣化した生地」の落とし穴に引っかかりやすい様な気がします。
本当に帯の生地の劣化ってパッと見では判りにくいんですよ。

けど、せっかくブログを見て下さっている方にお土産としてお伝えするならば「軋む感じ」のする生地は着物や帯問わずリメイクには慎重になって下さい。
この軋むイメージの着物生地や帯生地を使ったがために着物リメイクや帯リメイクが失敗した経験不足の縫製者の話はよく聞く話です。

この見極めが出来れば帯は実に多岐にわたるリメイクが可能な素材になります。

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今日ご紹介している商品は帯リメイクのポシェット、30センチ角のクッション、長財布になります。
いづれも帯の特性を生かしてリメイクをしています。
柄が活きていると思いませんか?

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2013年8月8日

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