絞りの羽織や着物のリメイク時の注意点
さて今日は着物リメイクの中でも『絞り』にフォーカスを当ててリメイクに対して考えてみたいと思います。
「絞り」という技法は着物に限らず、ファッション業界からも非常に注目されていて、私の知識の範囲でいえば三宅一生やヨウジヤマモト等の日本人デザイナーはもちろん、ディオールなども自身のコレクションで使用していたと思います。
そう考えると上記のストールなどはモードっぽくて(?)、着物リメイク好相性と言えると思いますが、沢山の着物リメイクを行っている立場から相対的に意見すれば「絞り」はかなり癖のある素材だと思います。
まず厄介なのがその伸縮です。
多くの場合はシルエットが崩れないように加工して製作/リメイクをする事になると思いますがアイテムによっては明確に向き・不向きがあります。例えば日傘のリメイクには向かない素材だったります。
ただ、「絞りです!」とリメイクにご相談下さる方の着物でも時々「型押し」の着物という事があります。
「絞り」と「型押し」は簡単に見分けがつくので今日このブログでご伝授します。
凸凹部分と染めの部分がずれているものは「型押し」だと思ってください。
また、凸凹が無くて鹿の子柄の着物は「染め匹田」と言います。
これは江戸時代の贅沢禁止令により絞りが禁止されたことに伴って発達した技法だと言われています。
この染め匹田と絞りを混同なさっている方もたまにいらっしゃいます。
当店でお着物を拝見できれば色々な事はお伝えできると思います。
絞りに関して豆知識を最後に。
「金は100歳、銀も100歳」でおなじみの(若干古いですが…)、金さん銀さんの姉妹は絞りの技術者だったそうですよ。
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