『着物リメイクバッグ&帯リメイクバッグ』あれこれ

以前、当ブログで『着物リメイクに見いだす「用の美」』という記事を書きました。
そこで民藝運動などに触れたのですが着物リメイク的側面から民藝運動を調べていくと外村吉之介先生にたどり着きます。

恥ずかしながら浅学の担当:小玉は外村先生の事をほとんど知らなかったのでこの人物を興味深く様々な資料からひも解くと一つのキーワードが浮かび上がります。

「木綿往生」

自分自身が着物リメイクを通して考える日本の服飾文化の根底に流れる本質的思考…
この言葉に巡り合いその答え合わせをさせて頂いた思いすらする言葉です。

まだまだ思考を上手く整理できていませんが、私が仕事を通して目にしてきた「刺し子」「裂き織り」「襤褸」…一枚の布の変遷。
そして雑巾となって、最後の最後まで人の役に立つ木綿。

着物リメイクを生業とする私達は着物達から色々な事を学べるのだと改めて思いました。
素晴らしい言葉を勉強させて頂いたなーと思いつつ今日もブログを綴ります。

さて今日は色々な着物、帯リメイクのハンドバッグの制作実例をご紹介します。
形やサイズ…実に色々なリメイクが可能です。
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上の画像は博多帯をベースに結構大きなバッグを製作させて頂きました。
着物リメイク屋として博多織の帯は非常に使いやすい素材です。
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続いて、着物リメイクのグラニーバッグ。
着物生地の柔らかい質感がとても活きると思うアイテムです。
柔らかい素材で柔らかいアイテムを作ると雰囲気が合いますね。
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逆にかっちりと作ったバッグとして帯リメイクのボストンバッグをご紹介いたします。
硬い素材ではかっちりと作ると良い仕上がりになります。
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上は変化球的に製作させて頂いたショルダーバッグです。
薄マチでペタンとしたデザインになっていてそれぞれの蓋の裏にモノを入れる事が出来るようになっています。
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上のデザインはホームページ掲載商品のデザインのアレンジです。
帯の表面(ふた)と裏面(無地部分)を使用して製作させて頂きました。
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市販の持ち手を使用して製作させて頂いたバッグです。
この着物は「ミノムシのかわ」を使用していました…(茶色い部分)
モノを見てそれが「ミノムシ」とか判るのは私達が呉服屋勤務の経験のある強みだと思います、
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上の画像は独立当初の仕事です。
きっちりと写真を撮っていたので記念的に今日のブログに登場させます。
巾着のツートンなどは今でもよくやるデザインです。
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上の画像は消防団の団服で製作させて頂いたショルダーバッグです。
ワンシーズンに一回ぐらいはこの消防団団服のリメイクをさせて頂いています。
独立前に百貨店催事を回っていた時は非常によく使っていた素材ですのでいろいろなアイデアをご提供できます。
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トリは大きながま口のバッグです。
この商品は新商品として現在検討しています。

今日は色々な着物リメイク/帯リメイクの制作実例をご紹介させて頂きました。
ご覧の通り着物・帯のリメイクでも色々なリメイクバッグが製作可能ですよ♪

※ご報告※
2017年3月28日~4月2日はブログの更新をお休みします。
【2017年3月28日~3月30日は店休日となっています】

さて、私達の着物リメイクに興味を持たれた方は是非一度リメイクをお考えのお着物や帯を見せて下さい。
現物を拝見しながらですと非常にスムースに打ち合わせが出来ます!


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