今日のブログでは東京のお客様に納品させて頂いたボストンバッグとハンドバッグの制作実例をご紹介します。
相良刺繍の帯は本当に素晴らしく仕上がったボストンバッグは非常に良い出来上がりになったと思います。

着物からは以下のようなハンドバッグをさせて頂きました。
このハンドバッグは持ち手を別注品（本革）を使用しています。

納品後はとても有難いメールを頂きました。
リメイク前の帯を拝見したときに素晴らしい物だと思いましたが、思い出もたくさん詰まっていてお客様にご満足いただける形になったことを大変うれしく思います。

最後の『これからのおでかけは母と一緒です。』の一文には想いがこもっているようで私達もグッときました。

 

『ボストンバックとトートバック4点受領いたしました。
　どれもていねいに仕上がっていて、
　また大切に梱包してお届けいただきありがとうございました。
　トートバックを他県に住む伯母に届けたら、弾むような声でお礼の電話がありました。
　私が作ったわけではありませんが、私まで褒めていただけて恐縮です。

　ボストンバックもイメージ通りの仕上がりで大変満足しております。
　リメイクして頂いた相良刺繍の帯は、お喜びの席にふさわしい牡丹と鳳凰の柄で、母は黒留袖に合わせて締めていました。
　私や兄弟の結婚式、いとこたちの結婚式と出番が多く、母の晴れの日の装いとして私の思い出に残っていたものです。
　なんとか手元に残しておけないかと、日本橋の百貨店を通して京都の職人さんに洗いと帯芯交換をお願いしましたが、
　時を経て変色した絹糸や生地の汚れはいかんともしがたいとそのまま戻ってきました。
　こんなに素敵な柄なのに帯としての役割を終えたのか、処分しかないかとあきらめかけた時、
　カナタツさんとご縁があり、素敵なボストンバックに変身して戻ってきてくれました。こんなにうれしいことはありません。

　私の世代は、親や親戚などから譲り受けた着物や帯の処分に悩む人も多く、
　こんなやり方があったんだと目からうろこの友人達が関心を示していますよ。

　今回の旅行には間に合いませんでしたが、これからのおでかけは母と一緒です。
　本当にありがとうございました。』

さて、私達は想い出の着物のリメイクは大変得意で色々なアイテムの制作経験も豊富です。
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