毎日着物リメイク服を着て帯リメイクバッグを持って学ぶ

着物リメイク屋として自分達の大きな財産になってると最近思う事があります。
それは下積み時代、毎日着物リメイクの服を着て、
バッグを持って、小物を使っていた事です。
自分達が実験的に作ったものを自分達がユーザーとなって
実際の使用上の印象やそのアイテムの変化を肌で毎日感じたのです。
今はネットの環境が整いホームページ作成やネットショップ作成が容易になり
趣味の延長から「着物リメイク作家」として活動している方も多くいらっしゃいます。
その着物リメイクの広がりは非常に嬉しいと思いますが、
一方で玉石混交状態の現状では「頭だけで作っている」と思うような
着物リメイクの作り方も散見します。
作り手が「実際に使ってみる」という事は非常に重要です。
その蓄積で着物や帯の特性を学ぶことが出来るし、
また着物リメイク的なNGも判る様になります。
着物リメイクで形になれば何でも良いわけでは無いですし、
使用後どうなっても知りません、ではいけません。
使った後どうなるか…その想像力と経験の蓄積は
着物リメイクでは非常に重要な要因だと思います。
さて今日は「頭だけで作っているな…」と思う事が多いアイテムの一つ
着物リメイク日傘の制作実例をおもいっきりご紹介します。
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今日ご紹介する着物リメイクの制作実例は
「形見分け」という事で一人のお客様からのご注文でした。
限られた着物の分量でご要望のお品各種を作る為に
知恵を絞る必要がありました。
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特に難しかったのが1枚の羽織、3枚の着物から全9本の日傘を製作するという
生地分量から考えて物理的に不可能なご要望でした。
(通常、羽織1枚から日傘1点/着物1枚から日傘2点が製作可能です。
 上記の内容では7本までしか製作できず、着物が1枚分不足しています。)
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そこで私達のご提案は私達の在庫から黒無地を足して
上記2枚の写真の様にお客様のお着物とミックスして日傘を製作する事でした。
(着物を1枚足す事で物理的に生地分量は足りますので
 後は組み合わせで製作する事でお客様の形見分けのご要望に応えることが出来ました。)
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また、生地の状態を選ぶ日傘にリメイクする為に
生地の状態が不向きでNG判定をさせて頂いた
着物からはポーチを製作して納品させて頂きました。
「形見分け」の着物リメイクは非常に得意にしております。
今回の様に大量でも少量でも様々な経験がありますので
着物リメイクでの形見分けをお考えのお客様はお気軽にご相談下さい。

 

何かお探しでしょうか