帯のリメイクの一つ目のポイントは帯の生地の経年劣化を十分に理解することになります。
しかし、この経年劣化の話に関しては別の記事で綴らせて頂くとして、今日は多彩な帯のリメイクの実例をご案内します。

今日ご紹介する商品は一人のお客様からのご依頼でした。
上記の画像はテーブルセンターと金封入れ。
名古屋帯からリメイクをさせて頂きました。
名古屋帯の場合その御太鼓部分の柄をどのように活かすか。
そこがリメイクのポイントになります。
今回チョイスされたテーブルセンターというリメイクは非常に良い選択だったと思います。

続いては反幅帯からのリメイクでした。
文字通り生地の幅が半分ですので大きな商品が作りにくい帯になりますので、今回は画像のようにメガネケースとペンケースにリメイクさせて頂きました。
このような小物ですと反幅帯でもかなりの数の商品がリメイクできます。

この通帳ケースは名古屋帯からのリメイクです。
柄を活かす事に重点を置い手制作をさせて頂きました。
内側はこんな感じです。

やはり柄を活かす事を重点に置いて制作をさせて頂きました。
名古屋帯という事で柄を生かす為に贅沢なリメイクとなりますが、記念の１点という商品ならばとても良いものが制作できますよ。

最後は帯用の反物から製作させて頂いたブックカバーと小銭入れです。

慌てて撮影したので小銭入れがプレスをする前なのはご愛嬌で…

今回は帯のリメイクの制作実例をひたすらご案内しましたが個人的にはがま口類やクッションなども相性が良いアイテムと言えます。

また、冒頭ご説明した通り帯は生地の見極めが非常に難しいです。
リメイクをお考えの際はこの部分は是非重要視してください。

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２０１３年８月２３日