着物リメイクブログ@留袖リメイク…相対的に柄を決める難しさ。

難しいと思う着物リメイク…留袖、訪問着、振り袖。
その3種類は私達にとって難しいです。
理由は「柄」。
作るアイテムをお客様と打ち合わせとしたのち、
私達の大きな仕事が始まります。
…作るアイテムと相対的に柄の配置を決めないといけません。
そこで今日は留袖リメイクの制作実例を通して、
相対的に柄の配置を決めるという難しさというか製作者の悩みを綴ります。
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上記の画像【留袖リメイクメガネケース】では、
両サイドに黒無地が入っていることがご確認頂けると思います。
これが私の言う「相対的に決める柄の切り取り」の一部です。
他に作ったアイテムは日傘2本なのですが、前身ごろの柄の良い部分は日傘で使用して、
残った衽部分の柄を活かすために黒無地と併せてメガネケース2点としました。
私達は留袖1枚から「日傘2本」「メガネケース2点」を作るならば
柄の配置は「これしかない」と思える製作をしたつもりです。
この柄の切り取りでは製作者は頭を抱えます。
留袖、訪問着、振り袖では当店の加菜子さんはいつも「ウンウン」唸っています。
私達の着物リメイクは全体的にシンプルですがその裏側には作るアイテムに応じて
「柄を切り取る」という非常に手間がかかる作業が隠れています。
逆にデザインを決めて「ハイ、これです。」とご提示した方が楽なんですが(笑)。
着物や帯を単純な「素材」として考えるか、「絵画的」に考えるかで
着物(帯)リメイクの製作の方向は大きく異なります。
私達は帯や着物を絵画的に捉えて柄を活かす事を心がけていますし、
納品時の美しさよりも納品後の実用に重きを置いています。
その辺の考え方はお客様にご判断頂ければと思います。
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今日は同じ富山県のお客様に併せて納品させて頂いたハンドバッグもご紹介します。
このハンドバッグはそれぞれ帯【上の画像】、羽織【下の画像】からのリメイクで、
元々のデザインはお客様の御用意くださった写真になります。
写真からのリメイクでしたがサイズが明確でしたので
別注という事でリメイクの受注をさせて頂きました
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さて、着物リメイクをお考えの方にアドバイス!
着物や帯それぞれで制作の方法も異なりますので
一度お持ちのお着物や帯を見せていただければリメイクの助言をさせて頂きます。
>カナタツ商店に着物/帯を見せてアドバイスしてもらう<

私達カナタツ商店の強みは古い着物に対する知識です。
ご相談は今すぐ⇒096-285-6621まで
担当:小玉が電話の前でお待ちしています!!

2014年12月5日
着物リメイクのお店カナタツ商店


「その着物、リメイク前にきちんと生地を検証しましたか??」

多少の縫製の技術があれば専門店以外でも形にすることは出来るかもしれませんが、
長くご使用されるためには着物や帯の生地の検証が非常に重要です。
(タンスの中にしまいっぱなしの着物や
骨董市などで販売されている古い着物や帯には生地が弱くなっているものがあります)
長く使える着物リメイク商品を製作するためには必ずプロのアドバイスが必要です!

私達は古い着物/帯からのリメイクを専門に仕事をしています。
タンスの中に着物や帯が眠っている方はお気軽に今すぐご相談ください!

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