着物リメイクブログ@グリーフケアの一環としての着物リメイク

着物リメイクを生業に自分達の歴史を積み重ねると
現在受けている1つの案件から様々な過去の事例が連動して
再度自分達の仕事を考える事が良くあります。
今日は頂いたお葉書から思い出したキーワードがあるのでそのお話をしたいと思います。
リピーターの方に頂いた着物リメイク後のご感想です。
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最初に着物からチュニックをリメイクさせて頂いてから
コンスタントに長くお付き合いして下さったお客様の最後のご注文でした。
じつに丁寧な保管をされた質の良い着物をいつも送って下さり、
私達のリメイクのやりやすい環境を作って下さった方だったと思います。
私達の方こそ「ほんとうにありがとうございました」という思いです。
このお葉書を拝読して残された着物の整理と共に
1つの心の整理として着物リメイクをご利用下さったのかな…と
「グリーフケア」というキーワードが頭をよぎりました。
このお客様にとってグリーフケアという言葉が適切か判りませんが、
グリーフケアとは身近な人と死別した人がその悲しみから立ち直れるようする事です。
そこで浅学な私が「グリーフケア」を知る事になった時に頂いたご感想をご紹介します。
約3年前に頂いた私にとって忘れられないご感想です。
(...前略)私はこれを実用品として使うつもりです。 
ぼろぼろになって捨てることになるかもしれませんが、それでいいと思います。 
それまでの間ほんの少しかもしれませんが、 
亡き両親に近いところにいられるような気がします。 
それが使えなくなっても一緒にいた時間を増やせたことで 
喜んでそれを捨てることができるような気がします。
着物、サイフ、袋物、使うためにあるものは惜しみなく・・・。 
両親を送り、自分もいつかと考える昨今、そう思うようになりました。(...後略)
着物リメイクというのは時にグリーフケアの一環として、
想い出の着物を整理するという事を通して
大事な人を失った悲しみや喪失感から立ち直るきっかけになったり
癒しになったりするのだと初めて感じ、考えた一件です。
着物から何かを作るという表層的な出来事だけを考えるのではなく、
「何故お客様は着物リメイクをするのだろう」という問いを考えると、
やはり着物リメイクのスタートラインは私が常々ブログに綴る様に
着物リメイクへのお客様の想いを受け止め、理解する」という事からだと思うのです。
グリーフケアと着物リメイク…
実は非常に近い所にある心の動きだと思っています。

さて、着物リメイクをお考えの方にアドバイス!

着物や帯それぞれで制作の方法も異なりますので
一度お持ちのお着物や帯を見せていただければリメイクの助言をさせて頂きます。
>カナタツ商店に着物/帯を見せてアドバイスしてもらう<

私達カナタツ商店の強みは古い着物に対する知識です。
ご相談は今すぐ⇒096-285-6621まで
担当:小玉が電話の前でお待ちしています!!

2015年3月4日
着物リメイクのお店カナタツ商店

「その着物、リメイク前にきちんと生地を検証しましたか??」

多少の縫製の技術があれば専門店以外でも形にすることは出来るかもしれませんが、
長くご使用されるためには着物や帯の生地の検証が非常に重要です。
(タンスの中にしまいっぱなしの着物や
骨董市などで販売されている古い着物や帯には生地が弱くなっているものがあります)
長く使える着物リメイク商品を製作するためには必ずプロのアドバイスが必要です!

私達は古い着物/帯からのリメイクを専門に仕事をしています。
タンスの中に着物や帯が眠っている方はお気軽に今すぐご相談ください!

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