熊本地震から1年…私たちが思う事。
明日4月14日で熊本地震の「前震」から丸1年経過します。
なので、今日は着物リメイクのお話というよりも熊本の一企業としてこの地震の事を考えてみたいと思います。
私たちの所在地「熊本市東区下江津」は震源地益城町から車で20分~30分程度の場所に位置します。
※下の画像は「本震」4月16日日の出とともに事務所についた時の私の作業デスク周り。前震の時に「余震」を考えて一時的な震災対策をした事が功を奏して「本震」時に大きなものは倒れませんでしたが小物類(書類など)は散乱しました。相当数の(特に洋服等の)型紙などがめちゃくちゃになったのが後々大きなダメージとなりました。
震災の後、私たちから1軒挟んだハイツは全室退去となり1年経過した今では更地になっています。
また出勤する道中の家々は空き家になったり、瓦が落ちたままブルーシートと土嚢で一時的な仮補修をしている家は今でもあります。
1年前の出来事ですが今でもその爪跡は鮮明です。
私たちの取引先も店舗を一部閉鎖をしたり、私たち自身も機材の破損があったりしました。
そんな状況に陥りながらも今でもこうして着物リメイクの仕事を続けさせて頂いている事。その事に心から感謝をしています。
私はブログでも常々この仕事を「天職」であると書いていますが地震後仕事を続けることができている事、その重さをこの経験を通して本当に感じています。
※下の画像は4月16日の本震後、私たちの事務所の最も近くにある神社(下江津菅原神社)の状況。事務所からの帰宅時に撮影。前震時に鳥居が半分ほど崩れ、本震時に鳥居や拝殿がつぶれてました。奥の本殿が残っている事がすごくうれしかったことを今でも鮮明に記憶しています。
下江津菅原神社の最近の状況。本殿は残っています。
地震を経験して世界の激変には1分あれば十分だという事を体感しました。
この安定や世の中ははかないからこそ、与えられているこの仕事や生に真摯に向き合って人生を創ることが大切なんだろうと思っています。
そして、家も会社も色々なものがひっくり返って滅茶苦茶になって、ライフラインが全滅でも家族が怪我なく無事ならば、それだけで嬉しいものだし幸せなことです。
物が豊かになる事や便利になる事と幸せであることの相関関係は意外に低いと気が付きます。
これは着物リメイクの本質と繋がっていて結局、私達が本当の意味での充足感を得ることができるのは「繋がり」や「想い出」…
それは私の確信です。
※本震後の帰宅時に通った自宅近くの橋の画像。大きくずれています。
最後になりますが、私も被災者ながら熊本地震により被害を受けられたみなさまに心からお見舞いを申しあげます。
また、一日も早い復興を遂げる様に微力ながら私も尽くしたいと思います。
さて、今日のブログでは着物リメイクのことに触れませんでしたが、私達の着物リメイクに興味を持たれた方は是非一度リメイクをお考えのお着物や帯を見せて下さい。
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