納品後お客様から頂いたメールに感涙...『三つ折り財布』

お客様に頂いたメールに涙を流していました。
私達は仕事柄、形見分け後の特に着る当てのない着物を記念品として持っておきたいから自分の気に入ったものや実用的なものに着物リメイクしたいというお客様からのご依頼が多いです。
しかし、ご依頼の当初はお客様のお気持ちやその着物がどういう想い出の物か判らず、プロとして差をつけることなく淡々と全てのお客様に等しく同じレベルでの仕事を提供しています。
お客様の深い思いや愛情や絆が判るのは製作前の打ち合わせの時よりも納品後お客様からのメールやハガキでの方が多いです。
今回もそのようなお仕事でした。
メール文中は個人的なお話もして頂いていたので最も印象深い部分だけご紹介いたします。

(...前略)私はこれを実用品として使うつもりです。
ぼろぼろになって捨てることになるかもしれませんが、それでいいと思います。
それまでの間ほんの少しかもしれませんが、
亡き両親に近いところにいられるような気がします。
それが使えなくなっても一緒にいた時間を増やせたことで
喜んでそれを捨てることができるような気がします。
着物、サイフ、袋物、使うためにあるものは惜しみなく・・・。
両親を送り、自分もいつかと考える昨今、そう思うようになりました。(...後略)


両親が健在の私には来たるべきその日の思い、その後の思いは今は想像もつきません。
けど、必ずその悲しみを乗り越えて毎日の生活を送って行かなければならない。
その過程で想いを昇華して、偲ぶ方法として
このお客様の取られた行動やお考えはとても素敵だと思いました。
一回忌、三回忌...がくぎりなら想い出の着物をリメイクする事も、使いきって捨てる事もまた、大きな気持ちの整理です。
大事な人を失った日常をそうやって残されたものは取り戻してゆくのでしょうね。
さて、こちらのお客様に納品させて頂いた着物リメイク3つ折り財布からご紹介させて頂きます。
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こちらの商品『三つ折り長財布』はカナタツ商店(ネットショップ)上には掲載していませんが
お客様のたってのご要望でしたので製作致しました。
お客様は「大した着物ではない」と謙遜されていましたが、
着物リメイクをさせて頂くには十分に状態のいい良い着物でした。
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中身も出来る限り柄を合わせるように製作しました。
お客様のイメージに近い3つ折り財布に着物リメイクできていれば嬉しいです。
そして、製作させて頂いたのはこの巾着になります。
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もし、私たちが製作させて頂いた商品をボロボロになるまでお客様にお客様にご使用いただけたなら私達も本当に嬉しいです。
私達はこの仕事に出会えて本当に良かったと思っています。
天職だと思いながら仕事をさせて頂ける事に感謝します。
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