振り袖リメイクの考え方と方法。実は重要ポイントはこの1点!

さて、今日は振袖リメイクのポイントを東京のお客様に納品させて頂いた実例と共にご紹介します。


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振袖リメイクを行う際に私達が最初に行う事、お客様にご説明する事は「相対的に考える」という事です。

振袖は(一部をのぞいてその多くは)柄に見どころが多く、何処を切り取っても絵になります。

だからこそ、「何を」「何点」製作するかを決めて優先順位をつけて振袖に落とし込んでいく必要があります。

今日ご紹介している製作実例で言えば「日傘」「ハンドバッグ」「ショルダーバッグ」ですがもっともストーリーを作りやすい日傘で花と季節の移ろいを表現したのちに、日傘を作った後に残っている柄の良い部分、動きのある部分を型を入れて、(今回のケースで言えばハンドバッグは「桜」など)それぞれのアイテムが単体でも絵になる様に計算をします。

振袖の柄を全体でとらえて、作るべきアイテムに相対的に計算しながら落とし込む事でそれぞれが非常に良い仕上がりになります。


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振袖をリメイクする際は作るアイテムを決めて柄の取り方を「相対的に考える」という事が出来るようになると、前述のように例えば今回のケースなら日傘のその8つのピースの中で季節の移ろいを描くことが出来るし、下のショルダーバッグの様に松の配置に動きをつけることが出来ます。

(以下の画像のポケットのところで貼っている生地と下のベースになっている生地はそれぞれ別の生地です。当店がリメイク過程で松に動きが出るように組み合わせています。それが「相対的に考える」と今日ブログでお伝えしている事です)


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今日は呉服屋あがりの着物リメイク店の思考法的なお話でした。

着物リメイクで柄の組み合わせで物語を作るという事は経験やセンスと併せて呉服の知識なども必要です。

趣味で着物リメイクにトライする方は縫製+呉服(日本の古典柄)の柄の意味なども併せて勉強すると奥深い作品が出来ますよ。

お金を支払ってのリメイクをお考えのお客様は当店に丸投げで結構ですが…(笑)


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