着物リメイクアロハシャツに関してまとめます。

本日のブログは今からご相談やご注文が増えてくる着物リメイクアロハシャツに関して綴ります。

着物リメイク

当店に持ち込まれるご相談は古い着物からのリメイクも少なくはありません。古い絹は肌触りがよく、時代のある着物は染色も新しい着物では出せないなんともいえない味があります。

着物リメイクアロハシャツの製作時にお預かりする着物生地の時代を聞かれる事が時々あります。

当店にご相談いただくものは、新しいものもありますが大正~昭和の初期ぐらいの古布が多いと思います。着物アロハシャツに使う古布や古い着物で重要なのがシミなどの汚れ、素材とその強度です。どうしても昔の着物(古布)ですから汚れはあります。しっかり布のチェックはするのですが、古布着物を解いたときにわかる汚れなんかもあったりして…。古い着物の中には見た目に丈夫そうでもちょっと引いてみると裂けちゃう物もあります。この手の物は私達は見た目と着物の佇まいでおおよその見当がつくのでその場合はお客様にリメイクお断りの連絡を入れています。

本当に古布着物リメイクというのは気を使います…。これだけ古布ファッションが世の中に認知されていても大手アパレルメーカーが参入できないはずですよ。着物アロハシャツのヴィンテージには「百虎」とか「イーグル&マウント・フジ」とか超プレミアがついたものがあります。「百虎」が1950年代と言われているので、もしそれくらいの年代の着物生地をお持ちなら着物リメイクでビンテージの雰囲気をお楽しみ頂けますよ!

カナタツ

今日は着物アロハシャツをまとめるつもりですので、そのルーツであるアロハシャツの歴史もちょっとお話もしてみようと思います

着物アロハシャツのはじまりは1820年頃。米国本土からの開拓者たちがハワイに着物などのリメイクシャツを持ち込んだのがきっかけと言われています。

風通しがよくてゆったりした着心地が農作業に適していたこともあってか、その後、日本や中国から渡った移民たちの間でもシャツは評判に……。着物アロハシャツが完成する以前は麻や綿を使った無地のものが一般的でしたが、徐々に、移民たちが持ち込んだチャイナドレスや日本の着物などのカラフルな生地をリメイクしたシャツも作られるようになり、920年頃に現在のようなスタイルが定着したといわれています。。「アロハシャツ」というこの名称は1936年に商品登録されています。

第二次大戦後は、ハワイに多くの観光客が訪れるようになり、土産物としてアロハシャツを持ち帰る人が増えるにつれ、ハワイだけでなく世界中で愛される定番ファッション・アイテムになりました。

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