今日のブログでは当店が先日朝日新聞リライフ様のモニター募集に協力したお話をご紹介したいと思います。

朝日新聞リライフ
思い出の着物を日傘にリメイク
母の笑顔が忘れられない一日に
カナタツ商店「思い出がいっぱいの着物を日傘に 着物リメイク」／商品モニター体験レビュー

読者会議メンバーがモニターした カナタツ商店「着物リメイク」 のお話

　初めてのモニター募集で全く私達カナタツ商店をご存じないお客様からどのような声を頂くか結構不安でしたが、モニターだからと特別なことをすることなく、いつも通りの私たちの仕事を心掛ける事でやっぱりいつも通りにお客様と心が通い合ったように思います。仕事はやっぱり平常心ですね♪

『その超絶技巧』…今まで言われたことないです（笑）。
恐縮します…。
実は結構難しい日傘へのリメイクでかなりトリッキーな加工をしましたが伝わったかな…？

そして、このモニターの方（川口様）からのご感想は本当に心に沁みました。

裁縫の得意な母は、ワンピースやブラウス、厚手のコートからピアノ発表会のロングドレスまで、それこそ何から何まで手作りしてしまうスゴ腕の持ち主。すぐに反物地を裁断し、浴衣に縫い上げてくれました。そして、夏祭りや納涼会、花火大会など夏が来る度に、この浴衣は登場し活躍してくれました。私にとっては大切な思い出の浴衣ですが、だんだんと成長して着なくなり、たんすの奥で当時の思い出を詰めたまま長く眠ることになりました。　

　母も高齢になるにつれ、次第に裁縫からも遠ざかるようになりました。今年は体調を崩しふせることの多かった母に、「来夏は日傘でもさして、アクティブに元気に出歩いて欲しい」、また「昔手作りしてくれた思い出の品を使って、何か元気の出そうな恩返しが出来たらいいな」という私の願いを込めて、今回の企画でこの日傘を母にプレゼント出来たことは、私にとってまさにありがたくうれしく、素晴らしい出来事となりました。

　コロナ禍で暗然たる思いで過ごした一年の締めくくりに、何か明るい光が差したような忘れられない一日ともなりました。

朝日新聞リライフ様より一部抜粋させて頂きました

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朝日新聞リライフの中にはもう一件、別のモニターの方（馬目様）のとても素敵なエピソードが掲載されています。
「若気の至り」…誰にでもある苦い思い出だと思いますが、このモニターの方は着物を通した思い出と後悔や懺悔とともにお母様を偲び続けていたならば、私はそれこそが最大のご供養のような気がします。
私も親の立場だから思うのですが、親にとって子どもが自分を想い続けてくれる事にまさる嬉しいことは無いと思います。モニターの方のお気持ちの整理の為に少しでも私たちがお役に立てたならば着物リメイク屋冥利に尽きます。

朝日新聞リライフ様には数ある着物リメイク店の中から当店に声をかけて頂いたことに心より御礼を申し上げます。本当に素敵な体験をさせて頂きました。

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