昨日私達は臨時休業として

地元の熊本で開催されたベンチャー企業の支援を

目的とされた会に参加・登壇をさせて頂いてきました。

 

この会は資金調達等を目的としてビジネスプランを発表する場となっていて、

県内外の企業やベンチャーキャピタル、金融機関等の方々が、

見学者として多数参加され熊本のベンチャー企業の登竜門のような場となっています。

 

ここ１カ月はこの準備に追われまくっていたのですが、

この日に標準を合せて「着物リメイク」という

私の取り組んでいる仕事について毎日毎日考えました。

 

 

当ブログでも「着物リメイクのお店カナタツ商店の着物リメイクとは？」

という事をいつも考えては綴っています。

その事をベースにしつつ実際に取り組んできた着物リメイク、

沢山のお客様に頂いたご感想、私達の積み上げた経験のすべてと

独立以降追求してきた「着物リメイク」という事に対する答えを

「今の私の到達点で伝えうる限り」は与えられた時間で発信できたと思っています。

 

「着物リメイクには可能性がある。」

 

着物リメイクを生業とする方の中には

巧みなブランディングでブランド化に成功したり

クラウドファンディングに取り組んだり、

ＴＥＤ等発信力のある媒体でプレゼンテーションしたり、

多種多様な方法で着物リメイクを使って世の中に問いかけを投げかける方が出てきました。

素晴らしい努力と創意工夫に拍手を送りたいと思います。

 

このような色々な方々が色々な方法で着物リメイクに取り組む。

様々な才能が輝き、その多様性はきっと着物リメイクの未来を明るくすると思っていますし、

私達もまた明るい着物リメイクの将来の一翼を担う事業者になりたいと思っています。

 

 

かつてレベルの低い同業者に言われなきバッシングを受けた事があります。

全く知らない所でアンフェアに口汚く誹謗中傷をされていた事に憤慨して、

工業用ミシンと家庭用ミシンの違いすら分からないその業者の経験不足を突くような

着物リメイクの技術論などを鋭角的な感情でブログで綴っていた時期があります。

しかし、その事で私もまた、

着物リメイクを始めた知らない誰かを傷つけていたかもしれないですし、

興味を持った誰かを「着物リメイクとはこうである」と視野狭窄に陥らせたかもしれないです。

今は、その時期の自分の未熟な怒りを恥じます。

どこかで愚かな過去の自分を反省してリスタートする必要を感じていたので今日はその機会だと思います。

いま振り返れば自ら着物リメイクの可能性を否定していたように感じます。

 

「着物リメイク」という仕事の広がりを求めるのならば、もっと自由でなければならない。

趣味で取り組む方、セミプロ、職業人、作家…

それぞれがそれぞれのやり方で取り組めば良いのだ、といまさらながら思っています。

 

私達は当ブログで良く書きますが

着物リメイクを依頼されるお客様の想いに寄り添う事を信条としています。

私達はその「想い」を大事にした着物リメイクに取り組む。これはこれからも変わりません。

 

そして、異なるアプローチをしている同業者や仲間を尊重し、

着物リメイクという業界が色々な角度から広がって欲しいと願っています。

 

 

プレゼンは好評で私はこの日改めて着物リメイクに対して自信と矜持を持つことが出来ました。

その根底には一人一人のお客様との出会いと関係があるのだと思うと、

今まで出会ったすべてのお客様に感謝したいと心から思います。

 

そうそう、そういえば論評では価格設定が安い。と…（笑）

非常に厳しい投資家の目から見るとお値打ちらしいですよ。

着物リメイクをお考えの方、今がチャンスです。ご相談はお早めに（笑）

 

そして、プレゼンテーションと質疑応答後は地元経済誌の取材を受けました。

経済紙の取材何て次いつあるかわからない私達にとっての珍事ですので

良い記念なので最後におまけの一枚としました。

 

さて、着物リメイクをお考えの方にアドバイス！