リメイク用着物のほどき方
今年4月1日にグランドオープンした「着物リメイクのお店カナタツ商店」ですが、
有難いことにご注文も少しづつ安定してきて連日「着物ほどき」しています。
そこで今日はリメイク/リフォームの為の着物のほどき方についてご紹介。
着物一枚を解いた状態がコチラ。奥の胴裏・八掛(ともに裏地部分)は畳んだだけの状態。
以下、「表地」と「裏地」を分けるという作業がポイントになってくるので、
仕上がった表地と離された裏地という意図で上記写真を撮影しています。
今回説明する(1)~(4)の工程で着物が上の写真のようになります。
袷(裏地のある着物)と単衣(裏地の無い着物)ではほどき方は少し異なりますが、
単衣は説明するまでも無いですし、(1)(4)の工程で基本OKですから、袷で説明します。
蒸し暑くて夏用ユニフォーム「カナタツTシャツ」を初めて着ました。
(1)衿・共衿を外します(エリの部分を外します)
(2)衽、裾、身八つ口、袖口から「表地」と「裏生地」を外します。
※着物の用語が判らない方は表地と裏地を分けるイメージでほどいてください。
表地と裏地が出会っている部分は全てほどきます。
(3)中とじをほどく(表地と裏生地を止めているざっくりと縫われた糸を解きます)
(4)裏地が無くなった所で袖・衽・見頃をに分けていく。
あんまりややこしく考える必要はないですが、
「表地」と「裏地」を分ける
というイメージでほどくといいと思います。
そのスタートが衿部分で、衿部分を解いた後は着物をグルリを回すようにほどくと
表地と裏地がわかれます。
結論としてきれいにほどければ別に方法や過程はどうでも良いのでしょうが、
一応プロのほどき方として参考にして頂ければ幸いです。
ほどく際には「リッパー」という道具を使うとほどきやすいです。
以前100円ショップでも見かけたことがありますが、
手芸屋さんで購入してもそんなに高額なものではないです。
↑↑↑ リッパー
判らない方は手芸屋さんで「リッパー下さい」と言っていただくと教えてくれるはずです。
さぁ、みなさん!レッツ!着物リメイク★