着物リフォームブログ@再現しにくい着物リメイクの話…副資材調達がネックです。
JUGEMテーマ:着物リメイク/古布リフォーム/裂き織り
日本中を熱狂させた葛西選手の銀メダル…
葛西選手って担当:小玉よりも年上。
そんなおじさんがトップアスリートとして最前線で頑張っている姿を見れば感動します。
高い高いモチベーションと日々の地味な積み重ね。
葛西選手に学びながら私達も着物リメイク屋としての金メダル目指して精進したいです。
さて今日は一度着物リメイクしたはいいけど再現が難しい案件というのをご紹介します。
変なトピックですがたまにはこういうお話もよろしいかと…(笑)
上の画像はサンプル(左)をお預かりして製作させて頂いたブックカバーです。
良くできたとは思う着物リメイクでしたが、
このリメイクは唯一これのみで2回目は難しいです。
当店の在庫にあったサンプルで使用しているものと似た芯(昔購入した在庫)が
当店の取引業者数社で探しても無かったからです。
この仕上がりを左右する重要な副資材がないと今回は対応できたけど次は…となります。
何回も受注を受けることが出来ない着物リメイクというのは
技術以上に「副資材」の調達による問題が大きいです。
時間やお金がいくらでもかかって良いというならば対応できるかもしれませんが
在庫にない金具やファスナー、パーツ等副資材を使うものは
製作技術以前に資材調達の段階で制作不可判定となることもあります。
(1回きりのリメイクなら当店は結構手芸用品の
デッドストックを持っているのでご要望と合えば製作することはあります。)
先日も38センチサイズのがま口でバッグを…という話がありました。
手芸をなさる方は判るかもしれませんが38センチのがま口の口金はとても特殊なうえ、
そのサイズになれば容量も入るので一般的ながま口の作り方では
力のかかり方で不安ですし、型紙などの見直しも必要だと思います。
見積もり前の仮説ですでに
まず特殊な口金代+型紙の見直しなどが必要でとっても割高になることは予想されます。
また、大容量故に生地も非常に選ぶ必要があります。
上記のような商品は着物リメイクとしては全くお勧めしない…という事になります。
(強い強い要望があれば別ですが着物や帯を活かすなら他の方法でも…と思います)
続いて紹介するブックカバーもサンプルからの制作でしたが、
このような商品ですと特殊な副資材の必要がありませんので
いくらでも追加でのご注文が可能という事になります。
同じブックカバーでも副資材次第でリピートの対応が異なる…
製作者としては歯がゆい思いもありますが
こればかりは世の中すべての副資材を集めることはできませんので致し方ありません。
さて、着物リメイクをお考えの方にアドバイス!
着物や帯それぞれで制作の方法も異なりますので
一度お持ちのお着物や帯を見せていただければリメイクの助言をさせて頂きます。
>カナタツ商店に着物/帯を見せてアドバイスしてもらう<
私達カナタツ商店の強みは古い着物に対する知識です。
ご相談は今すぐ⇒096-285-6621まで
担当:小玉が電話の前でお待ちしています!!
2014年2月18日
着物リメイクのお店カナタツ商店
@canataz からのツイート
「その着物、リメイク前にきちんと生地を検証しましたか??」
多少の縫製の技術があれば専門店以外でも形にすることは出来るかもしれませんが、
長くご使用されるためには着物や帯の生地の検証が非常に重要です。
(タンスの中にしまいっぱなしの着物や
骨董市などで販売されている古い着物や帯には生地が弱くなっているものがあります)
長く使える着物リメイク商品を製作するためには必ずプロのアドバイスが必要です!
私達は古い着物/帯からのリメイクを専門に仕事をしています。
タンスの中に着物や帯が眠っている方はお気軽に今すぐご相談ください!
<44秒で分かる!!カナタツ商店の着物リメイクへの考え方♪>