着物リフォームブログ@絞りの生地をリメイクする事と着物リメイク日傘の注意点
先日用事があってちょうどこの辺では一番大きな神社である健軍神社の前を通りました。
鳥居の向こうに見える新緑がまぶしく、平日昼間という事で参拝者もまばらで、
私がお参りしても邪魔にはならないだろうと引き込まれるように参道を歩きました。
神社に張り詰める凛とした空気のすがすがしさってありますよね。
私は無宗教な人間ですが神社の空気感って好きです。
ポケットに入っている小銭をお賽銭に
これからも良い仕事、良い御縁に出会えることを願いしました。
さて、今日は絞りのリメイクに関して綴ります。
絞りの着物や絞りの羽織…
実に着物リメイクが難しい素材の一つです。
その難しい素材を活かすために私達がイチオシなのはグラニーバッグです。
画像のグラニーバッグは絞りの羽織からのリメイクですが
絞りの質感とグラニーバッグのデザインが好相性だと思いませんか。
お客様の御相談の中にも混同されてる方がいらっしゃるので豆知識。
よく型押しと絞りを混同している方がいらっしゃいますが、
よーく鹿の子柄を見てください。白い所で絞られているならば「絞り」ですが、
白い部分を無視してボコボコしているだけならばそれは型押しです。
是非、覚えておかれてください。型押しならリメイクはしやすいです。
続いて現在連日ご相談を頂いている日傘に関して再度まとめておきます。
日傘は過去何度もリメイクに関するポイントや注意点をまとめていますが、
やはり最も難しい着物リメイクの商品の一つだと思います。
理由は『リメイク用の着物生地を非常に選ぶ』という事になります。
まず、タンスに眠ったまま経年した着物生地は保存状況により
状態に非常にバラつきがあります。
日傘というアイテムはイメージして頂くと分かりやすいですが、
傘を開いたときに非常に強い張力が生地に、縫い目にかかります。
これはすなわち着物生地そのものの強度が求められるという事です。
この部分を理解することが着物から日傘にリメイクする第一歩です。
日傘に関しては一度お着物を当店に送って頂き、
当店で確認させていただく事をお勧めします。
さて、着物リメイクをお考えの方にアドバイス!
着物や帯それぞれで制作の方法も異なりますので
一度お持ちのお着物や帯を見せていただければリメイクの助言をさせて頂きます。
>カナタツ商店に着物/帯を見せてアドバイスしてもらう<
私達カナタツ商店の強みは古い着物に対する知識です。
ご相談は今すぐ⇒096-285-6621まで
担当:小玉が電話の前でお待ちしています!!
2014年4月15日
着物リメイクのお店カナタツ商店
@canataz からのツイート
「その着物、リメイク前にきちんと生地を検証しましたか??」
多少の縫製の技術があれば専門店以外でも形にすることは出来るかもしれませんが、
長くご使用されるためには着物や帯の生地の検証が非常に重要です。
(タンスの中にしまいっぱなしの着物や
骨董市などで販売されている古い着物や帯には生地が弱くなっているものがあります)
長く使える着物リメイク商品を製作するためには必ずプロのアドバイスが必要です!
私達は古い着物/帯からのリメイクを専門に仕事をしています。
タンスの中に着物や帯が眠っている方はお気軽に今すぐご相談ください!
<44秒で分かる!!カナタツ商店の着物リメイクへの考え方♪>