着物リメイクブログ@裂けた生地をリメイクする…そのフォローの仕方
JUGEMテーマ:着物リメイク/古布リフォーム/裂き織り
最近の着物リメイクの潮流を見ると柄合わせをする事がスタンダードになっていますね。
(柄合せ論は日本の服飾文化の文脈で切り取ると面白いので後日ブログネタにしますね。)
確かに柄合わせをすると見栄えが良いですし、当店も否定はしません。
むしろガンガン積極的に取り入れています。
ただ、それは別に自慢するような事でも無いです。
洋裁の事が判らない方は特別な事の様に感じるかもしれませんが、
多分本職の着物リメイク屋さんならどこでもやっている事だと思います。
今日は柄合わせよりもずっとスペシャルな着物リメイクのテクニックをお伝えします。
「裂けた生地」のフォローです。
穴が開いたりした生地のお直しは「かけつぎ」がありますが少々値段が張りますし、
着物にとてつもない思い入れがある方でないと
着物リメイクにおいては現実的な方法では無いと思います。
安価にやるならばこういうやり方もありますよ…
さて、下のタペストリーは元々ネズミに齧られた場所もあり、
生地そのものがかなり経年の劣化をしていました。
一部生地の「裂け」がありましたが下の画像からその「裂け」は何処だか判りますか?
ちなみに以前手がけたネズミに齧られた帯の復活劇はコチラの記事です。
今日ご紹介している着物リメイクのテディベアとタペストリーも
ネズミに齧られた着物の復活劇…。今回は着物も復活させます。
(さすがに矢印部分ぐらいしっかりネズミにやられている所は
フォローできませんでした…。
こうなるとフォローでは無く別のリメイクを考える必要があります。
今回は「この部分は使用しない」という選択をしています。)
さて、少しズームしてみます。
これで何処か判りますか??
もうちょっとズームしましょう
是非着物生地が裂けた後を見つけてみて下さい。
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【答え合わせ】
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裏から生地を張るという手法を取って裂けた生地をフォローしています。
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接写でどれくらい伝わっていますか?
肉眼でもほぼ同じ程度の印象です。
色々な条件が整う必要がありますが
今回のこのフォローはサービスの範疇で対応出来ました。
今日のテクニックは自信有りですが、この着物リメイク上の引き出しの差が
本職の着物リメイクと趣味の着物リメイクの最も大きな差だと思います。
ってことを言ってみたりします(笑)。
さて、着物リメイクをお考えの方にアドバイス!
着物や帯それぞれで制作の方法も異なりますので
一度お持ちのお着物や帯を見せていただければリメイクの助言をさせて頂きます。
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私達カナタツ商店の強みは古い着物に対する知識です。
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担当:小玉が電話の前でお待ちしています!!
2015年7月28日…7月末日まで出荷に追われます…orz。ブログはお休みします。
着物リメイクのお店カナタツ商店
「その着物、リメイク前にきちんと生地を検証しましたか??」
多少の縫製の技術があれば専門店以外でも形にすることは出来るかもしれませんが、
長くご使用されるためには着物や帯の生地の検証が非常に重要です。
(タンスの中にしまいっぱなしの着物や
骨董市などで販売されている古い着物や帯には生地が弱くなっているものがあります)
長く使える着物リメイク商品を製作するためには必ずプロのアドバイスが必要です!
私達は古い着物/帯からのリメイクを専門に仕事をしています。
タンスの中に着物や帯が眠っている方はお気軽に今すぐご相談ください!
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