映画『リメンバー・ミー』を見て思う。カナタツが大切にしたい言葉…『人は二度生きる』
今日は私達が大切にしている「人は二度死ぬ」「人は二度生きる」という事に関して考えます。
この言葉をどのように捉えれば良いのかという事ですが、一度目はいわゆる「死」。肉体的な死の事です。
(一度目の生の終焉)
そして、二度目は親類、友人、知人の記憶の中から消え去り誰からも思い出されなくなった時、人々の記憶からの死です。
(誰からも思い出されることが無くなり二度目の生が終わります)
これは先日観て不覚にも号泣してしまったディズニー/ピクサー最新作映画『リメンバー・ミー』のテーマにもなっています。
映画「リメンバー・ミー」のテーマとなった、その言葉を私達が着物リメイク屋として肚に落とし込む事で故人の着物や帯からのリメイクを依頼されるお客様が私達に求める仕事の本質の輪郭が見えるように思います。
そこには着物リメイクへの表層的な技術や知識におぼれていると見誤るそれぞれの「想い出」への人の心、繋がりが強く横たわります。
「人は二度生きる」…
お客様に頂いた葉書から引用すれば以下の一言に集約されます。
「(他界なさったお母様の帯で作ったリュックサックを使う事で)あちこち母を連れていくつもりです。」
私自身の話をすれば熊本地震の後、散乱する自宅内や物置内を整理する事で、他界した祖父の残した本などを久しぶりに(初めて?)手にしました。
自分の年齢の時に祖父がどんな本を読み、どんな仕事していたのだろう…。
自分でもびっくりするくらい祖父が私の基準になっている。
故人に対して私達は今更何もする事が出来ませんが、故人はしっかりと私達の心に根差して、私達に残したものはあまりに多い。
人は「二度死ぬ」と同時に「二度生きる」のです。
だからこそ、私達は着物リメイクを通じて誰かが「二度生きる」お手伝いを目指したいと思っています。
私達は着物リメイクでの形見分けなどリクエストに応じて柔軟に色々な着物リメイクを行っておりますので是非ご気軽にご相談下さい。
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