着物リメイク屋、、、2つの大きな潮流

【熊本地震『本震』より1か月】
熊本地震によりお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表します。
昨日の日曜は少しづつ日常を取り戻したことで知人の所にお見舞いに行ったり、
我が家のお墓(墓地)の確認に行ったり、縁のある場所に行ったりと、
熊本市東部~益城、御船と特に被害の酷い所を回ってきたのですが、
行く先々で熊本で育った人間として苦しくなるような光景の連続でした。
平時はポジティブに考える事や、励まし勇気づける事は大事だと思います。
けど、本当に深刻な被害の先ではそういう言葉はむしろ軽率で安直。
気持ちや心が通うような寄り添う姿勢が最も必要とされているように思いました。
平穏な生活をしていたお年寄りや無邪気な子どもが
明日への不安を抱えたり恐怖に震える事が無い本当の日常を早く取り戻したい。
震災から1か月。心から願っています。
プレバト 着物リメイク
さて、今日は着物リメイク日傘の制作実例を5例紹介したいと思います。
震災前から撮り貯めていた案件をやっとお披露目できます。
プレバト デザイン
着物リメイクを行なう場合は私は大きく2つのアプローチがあると思っています。
一つは「デザインからのアプローチ」
もう一つは「着物(帯)からのアプローチ」
という考え方です。
アパレルメーカー等の出身者の方は
当然ながら前者のようにデザインからアプローチをする傾向があり
呉服系の企業の出身者(カナタツ商店はこちらの要素が強いです)は
着物の素材や柄からのアプローチをする傾向があります。
プレバト 着物リメイク
この考え方の違いは「どちらが正しい。」
というものでは無くて「どちらがお客様のニーズに合致するか。」
という視点で検討される必要があると思います。
ドレスの様に多くの人前で披露するためのアドバイスでしたら
デザイナー出身者のアドバイスが非常に役に立つと思いますし、
形見分けなどのリメイクで慶弔を考える必要があるアイテム(例:香典入れ)を
作る場合は柄のタブーなどもあるので着物の柄に詳しい呉服出身の
リメイク店のアドバイスが役に立つと思います。
着物リメイク プレバト
多くの着物リメイク屋はそれぞれ経歴などをホームページに掲載していますので
ドレスなどデザイン的な掘り下げが必要なアイテムはデザイナー出身系、
着物の柄、格式、家紋などの意味と使い方なども含めて
人に配る(もちろん自分で使用する)場合などへの配慮が必要な場合は
呉服出身系の着物リメイク屋さんがオススメです。
プレバト 縫製
ちなみにカナタツ商店は両方得意です!何でも100点です!!
と言いたいところですが、、、
判断はお客様に委ねます。
私達は着物や帯の特性を活かす事を信条としたリメイクをしていますが、
デザイン力や完成度はブログやホームページを他店と見比べてご判断下さい。
ただ得意分野を言えばカナタツ商店はアンティーク着物や
箪笥に入れっぱなしの古い着物の知識とリメイク技術が一番の強みです。

何かお探しでしょうか