火事で焦げた着物をリメイクする…再び。

私達は過去このブログで他店では断るような着物リメイクの案件をご紹介しています。

『 火事にあった振袖のリメイク 』
『 蔵で保管してネズミに齧られた帯のリメイク 』
『 津浪で海水を被った帯のリメイク 』

今日ご紹介する着物リメイクは20年近い私達の着物リメイクキャリアでも数件しか経験のない案件。
火事にあった着物生地のリメイクの実例です。
まずはお客様の状況や想いを読者の方と共有するために送って頂いた焦げた紬の生地と一緒に入っていたお手紙をご紹介します。
(ちなみにブログ掲載はお客様ご了承済みです。)

お手紙を拝見すると沢山のお着物が焼けた中、リメイクのご相談となった大半が焦げた紬はしつけ糸がついたままで持ち主だったご依頼主のお母様は袖を通すことを楽しみになさっていたそうです。
だからこそ、お客様は私達に無理を承知で私達にリメイクのご相談・ご依頼をなさいました。
そういう事でしたら私達も着物を拝見せずに難しい案件だからと無下に断る事は出来ません。
当ブログの冒頭のご紹介の通り過去何度も難しい案件に取り組んだ経験値はありますのでまずは着物を拝見させて頂きました。

上記の画像の通り結構焦げている…
焦げていない部分も生地はかなり傷んでいます。
思った以上に大変なリメイクになりますが、ご依頼主の想いに応えたいという着物リフォーマーとしての私達なりの矜持もありました。

(例えばオーダースーツなどをイメージすると判り易いですが、細かく採寸をして)人に合わせて制作する洋服はほどくとバラバラになる事に対して、着物は実におおらかでほどけば必ず元の反物に戻るために、世代間で受け継がれるという稀有な特徴があります。
その独特の特徴は想い出と共にバトンの様に家族が繋がる素敵な日本の文化だと思います。
ならばその日本の服飾文化の本質に近づくような仕事をしたいと私達は強く思って仕事に向き合っています。

そして、生地の良い部分を活かしながら仕上がったのは以下のテディベアとなりました。

大きなテディベアがお母様用、小さなテディベア(チャーム)はご自身用と伺っています。
個人的には満足のいく仕事となりましたが読者の方が見られていかがでしょうか??
ちなみに納品後にお手紙を頂きましたので最後にご紹介いたします。

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