「着物=SDGs」論

今日は日本の服飾文化の一つの側面として着物リメイクの源流とでも言うべき日本人が着物/生地をどのように大事にしていたかをお話しします。

日本の服飾文化の本流は世界に名の知れ渡る「KIMONO」という事は疑う余地がありませんが、同時に着物生地を無駄なくリユース/リメイクすると言う文化もまた連綿と受け継がれ育まれています。

それは今でいう「SDGs」と言葉に置き換える事が出来るかもしれません。日本の服飾文化である着物文化にはSDGsの概念がそのDNAに組み込まれているのです。

それは私達が行っている着物リメイクでは着物を世代間で受け継ぐという考え方(着物はほどく事で反物に戻るという特徴があります。その為生地を裁断する洋服の仕立てと本質的に異なり世代間での受け継ぎが容易です。)でしょうし、また、木綿往生という言葉に代表されるように生地は徹底的に使い込まれてきた歴史があります。

木綿往生の精神を感じる特徴的な着物の加工は襤褸、刺子などが例になると思いますが、今日のブログではカナタツ商店も創業当時は展開しており、ノウハウを持つ裂織に関してお話をします。

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裂織や刺し子は特に東北地方が有名ですが、理由は綿を育む事が出来ない気候と密接な関係があります。裂き織り(裂織)や刺し子のベースになる綿を寒冷な気候のため、生産できなかった東北地方では、その昔暖かい綿はとても貴重でした。

裂織や刺し子のベースは日本海を北前船によって運ばれてくる木綿や古手木綿。
裂き織り(裂織)や刺し子のベースのそれらの布は大切に使われ、ほんの端布も粗末にすることなく、重ねて刺し子にしたり、最後には裂いて、経糸を張り、緯(横糸)にこの裂いた布を織り込み、いろいろ加工したそうです。

今私達が行っている着物リメイクの源流はこの辺にもあると考える事が出来ますし、こういった着物としての形をとどめる事が出来なくなったハギレも活かすような考え方こそ、現在盛んに叫ばれているSDGsに繋がってくるのだと思います。

そして、着物生地を大事にする事、活かすための取り組みというのは今も受け継がれています。その一端を私達も担っている自負を持っています。

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確かに日本の「KIMONO」は世界に誇るべき洗練された服飾文化です。
呉服業界の出身でもある私はその事に疑いはありません。

しかし、着物リメイクに取り組んでいると、その着物文化の周りにある一枚の着物(生地)を徹底的に大切にする文化もまた、とても美しい哲学であり日本的な考え方であり工夫の蓄積だと感じます。
市井の人々が生み出す日常の製作の中の創造の喜び。その日本の服飾文化の根底に力強く流れる潮流の担い手と自覚して私達はこの仕事に取り組みたいと思います。

着物こそSDGs。
伝統や歴史を持つ呉服業界。そして、着物リメイク業界はその最先端の担い手だろうと思うのです。

 


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